天皇が行なう大嘗祭とはどんな儀礼?秘儀やどんな慣わしなのか教えて!?
本日、政府が発表した平成30年11月に皇位継承を行なう儀礼である『大嘗祭』を執り行う方向で検討しているとニュースが入りました。
下記がそのニュース記事の一部を抜粋したものです。
天皇陛下の「お気持ち」ご表明を受け、政府は、天皇陛下から皇太子さまへの皇位継承に伴う重要な儀礼である「大嘗祭(だいじょうさい)」を平成30年11月に執り行う方向で検討に入った。準備に1年近くかかるため、来年(29年)の通常国会で皇室典範改正を含む法整備を行わねば間に合わなくなる。17日に始まる有識者会議でも論点の一つとなる見通し。
天皇陛下は8月8日に公表された「お気持ち」のビデオメッセージで「2年後には平成30年を迎えます」などと語り、在位30年を節目としての「生前退位」をにじませられた。
簡単にいうと天皇陛下から皇太子様へ天皇の称号を受け渡す儀式ということだと思います。【昭和】から【平成】に変わったのと同様に今度は【平成】から【○○】に変わるということですね。
昭和から平成になった時は昭和天皇が崩御し、そのまま現天皇陛下が皇位継承され平成になりましたよね。次は平成からどんな元号に変わるのかとても気になりますね!
基本的には天皇陛下一代につき一元号なので一世一元の制が設けられたわけです。本来なら天皇が崩御し、皇太子様に皇位継承され元号が変わるものですが、今回の場合は生前退位ということになりました。
天皇も高齢になって来て、お仕事をするのが辛くなってきたのでしょう。
天皇陛下のお仕事とは?
平成30年11月に大嘗祭が行なわれ皇位継承され元号が変わるのが分かったとは思いますが、天皇陛下は普段どのようなお仕事をしているのか気になりませんか?
筆者も天皇のお仕事はどんなことをしているのか気になったので調べてみました。
・憲法で定められた国事行為
・皇居や宮殿で行なわれる行事に出席
・東京都内の式典に出席
・全国各地で行なわれる式典に出席
・老人ホームや福祉施設をご訪問
・地震や災害にあった地域のお見舞い
・海外へのご訪問
・伝統文化の受け継ぎ
・魚類の研究
天皇は普段このようなお仕事をなさっているというわけです。
よくニュースなどで取り上げられてはいますが、詳しい内容までは私達一般市民には分からないことでした。私達が知らないところでいろいろなお仕事をしているんですね。そうなると今のご年齢で海外へご訪問したり、震災があった地域にお見舞いしたりするのはやはり体力的にも辛いと思います。
そういうのもあって生前退位するということになったんですね。生前退位したあとはごゆっくり過ごして欲しいものです。
大嘗祭とはどのような儀礼なの?
そして気になるのが大嘗祭とはどのような儀礼なのか気になりますよね。
大嘗祭がどのようなことか簡単に調べてみました。
皇太子さまへ皇位継承をするのはもちろん、皇位継承された天皇自らが「悠紀殿(ゆきでん)」と「主基殿(すきでん)」に行き新穀を供えたり、五穀豊穣に感謝し、国家国民の安寧(あんねい)を祈るなどの儀式を行ないます。
この儀礼を行なうことで「神格」を得ることが出来て完全に天皇の座につくということになります。大嘗祭は天皇が即位した後にすぐに行なわれる新嘗祭にあたります。なので新天皇にとってはとても意味のある大事な儀礼ということになりますね。
まとめ
大嘗祭についていろいろ調べてみましたが、現天皇陛下や皇太子さまにとってはとても意味のある儀礼ということが分かりました。皇位継承されるだけではなく、新天皇としてこれからの国の方針や国民への平和の祈りなども一緒に祈念してくれるありがたい儀礼だったんですね。
平成30年というある意味節目の年に行なわれる大嘗祭。私達、国民はどのような元号になるのかも気になりますが、その先の日本のあり方なども一緒に考えていかないといけませんね。今回、大嘗祭のことを調べてとても勉強になりました。
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