オードリー天下取りへの道#001「オードリーはなぜ他の芸人の話を引き出し、活かす事がうまいのか?」

今、オードリーって勢いあるな〜と感じている方は多いと思います。

サンドウィッチマン、バナナマン、くりーむちゅー、おぎやはぎ等は安定の域に入っていますが、他にも千鳥、かまいたち、霜降り明星など勢いがある芸人が沢山いますよね。

お笑いの次の天下に最も近いのは「千鳥」という声も多いですが、オードリーも負けてないぞっ!という事で、今回は「オードリー天下取りへの道」の第一弾として、なぜオードリーが他の芸人の話を引き出し、活かす事がうまいのか?について書いていきたいと思います。

 

2020年のタレントTV出演ランキングは?

メディアの調査・分析を行うニホンモニター株式会社が発表した2020年のタレントTV番組出演ランキングでは

 

1位 博多大吉(博多華丸・大吉) 548
2位 設楽統(バナナマン) 521
3位 立川志らく 497
4位 若林正恭(オードリー) 496
5位 林修 441
6位 近藤春菜 437
7位 春日俊彰 433
8位 博多華丸(博多華丸・大吉) 424
9位 粗品(霜降り明星) 408
10位 岡田圭右(ますだおかだ) 407

という結果になりました。

 

驚くべきことは、オードリーの2人は帯番組のレギュラーが無いのにこの出演数という事です。

※ヒルナンデスは水曜レギュラーなので、週1回のみです。

 

帯番組のMCやレギュラーがないのに、4位に入っているオードリー若林さんが実質TOP・裏の1位なのではないか?という声も上がるほど、驚異的な数字です。

春日さんも見事8位にランクイン。

 

コンビでもピンでも、それぞれの個性と役割を果たしているからこその結果だと思います。

 

話を引き出す力がスゴイ!と絶賛される「あちこちオードリー」

TV東京の佐久間プロデューサーとタッグを組んだ、ラジオみたいなTV番組「あちこちオードリー〜春日の店あいてますよ?〜」では、台本無し・エピソードトークNGのフリートーク番組。

 

この番組では毎回2組のゲストが登場し、オードリーと自由なトークを繰り広げます。

あちこちオードリーに出演した芸人からは「オードリーさんは芸人の話を引き出す力・活かす力がスゴイ!」と軒並み大絶賛。

 

普段は話すことのない本音を沢山きけて、放送回によっては不用意な発言も沢山でてくるので、芸人・業界関係者に加え、ライターがよく見るTV番組と言われる理由がよくわかります。

 

オードリーの話を引き出す力、周りの芸人を活かす力の原点は若手時代にあり

筆者は、オードリーの話を引き出す力、周りの芸人を活かす力の原点は若手時代にあると思っています。

オードリーはケイダッシュステージという事務所に所属していますが、正直、事務所としての力も、所属タレントの力もあまり強くは有りません。

 

吉本のようにゴリ押しで売れさせるという力技も取れず、個々の芸人の力でのし上がるしかありません。

2008年のM1で準優勝してから、徐々に力をつけたオードリーは2011年12月から「おどおどオードリー」という冠番組をやっていました。

 

その番組ではケイダッシュステージが数多く出演していましたが、オードリーの若林さんはどうにか周りの芸人の良さを引き出し、引っ張っていきたい、できることなら一緒に売れたい!と必死でもがいているようにも見えました。

 

その後も有吉さんと次長課長の河本さんと一緒にやっていた「こんな感じでどうですか?」というフジテレビの番組でも、同事務所のハマカーンが悩み相談のコーナーに出演するなど、事務所の仲間を本当に大事にしている姿が見て取れます。

 

若林さんの仲間意識、隠れた責任感がスゴイ

単なるバーターじゃないの?と思うかもしれませんが、どきどきキャンプの佐藤満春さんを作家に起用したり、若手時代にお世話になった先輩TAIGAさんが売れるのを心から願って応援していたり、行動でも言葉でも若林さんの仲間を大切に考える姿勢はとにかく強いんです。

 

実力が足りず、華も足りず売れない芸人仲間をどうにか引っ張りたい!良さを引き出して、活かしてあげたい!

若手時代から、その思考錯誤の連続だった若林さんにとっては、実力のある芸人の良さを引き出して面白く転がす事なんて簡単なんじゃないか。

筆者はそう思います。

 

まとめ

若林さんの事ばかり書いてしまいましたが、オードリーがここまで売れたのは、やはり若林さんの人間力・成長力が大きいと思います。

人見知り芸人と言われたのは過去の話。

油がノリにのっているオードリーのこれからに益々期待しましょう!