陽線の意味を正しく理解するとデイトレードの勝率が上がります
株のローソク足で示される陽線と陰線の意味を知っていますか?
こう聞くと、どれだけ初心者だと思ってるんだ!バカにするな!と怒られてしまうかもしれません。
でも、基礎知識は勉強したつもりでも、意外と陽線と陰線の意味を正しく理解していない人が多いんです。
前日より値上がり=陽線/値下がり=陰線ではありません
「前日の終値が800円で、当日の終値が830円」の場合、ローソク足は陽線になるでしょうか?
陽線になる!と思った人は不正解です。
正解は「この情報だけでは判断できない。」です。
実は陽線になるか、陰線になるか?は前日の終値は関係ありません。
当日の始値と終値の値動きで決まります。
「前日の終値が800円で、当日の始値が810円⇒終値が830円」
これは陽線です。
「前日の終値が800円で、当日の始値が850円⇒終値が830円」
これは陰線です。
始値より終値が上がっていれば陽線、下がっていれば陰線。
これが正解ですので、勘違いしていた人がいたら覚えておいてください♪
陽線=寄成で買って、引成で売れば利益が出る
陽線は始値よりも終値が高い事を意味する。
これはつまり、当日に寄成で買って、引成(後場:15時)で売れば利益が出るという事を意味します。
このやり方なら、日中、取引の板を見れないサラリーマンの方でも、当日の朝に注文設定しておけばデイトレードで利益が出せます。
ただし、前場の9時〜11:29分の時点で引成の売り設定をすると前場の引けの11時半で売られてしまうため、大引け(後場:15時)に成売りしたければ、その日11時半〜14時29分の間に引成注文を入れる必要があります。
サラリーマンの方はお昼休みに設定すると良いですね。
※証券会社によっては、前場・後場を指定しての引成注文ができるところがあると聞いたことがあるのですが、知っている方がいたらコメントで教えて頂けると嬉しいです。
陽線になる銘柄を高確率で読めればかなり勝ちやすくなります
明日陽線になる銘柄を高確率で読めるのであれば、極端な話、ひたすら寄成⇒引成の取引をすればほとんど負けません。
100%の確率で読めるのであれば、連戦連勝になります。
実際には100%で読める人などいないので、もちろん、そう簡単にはいきませんw
ですが
「陽線読みの精度:6〜7割の精度」×「デイトレードで日中板が見れる」
という条件が揃えば、全体で見てもしっかりプラスが出せると思います。
8割の精度で読めるなら、もう怖いもの無しです!
陽線読みした3〜5銘柄全てに打診のBOX買いがオススメ
筆者のやり方としては、前日検討で明日陽線になりそうな5銘柄を抽出します。
そして、当日の寄り付きまでの状況を見つつ、エントリーするかを最終判断します。
想定外のギャップアップがあった場合は、寄成でのエントリーを見送る場合もあるため、5銘柄全てに打診買いで入る事もあれば、2、3銘柄になる事もあります。
BOX買いをする理由はリスク分散できるという点と、陽線読みの精度が高ければ、外しても大怪我しにくい(=同値撤退などで逃げられる)からです。
打診買いは最初からポジションを大きく持ちすぎないという意味です。
後は正直、状況次第ですね。
3銘柄にエントリーしたとして、その中の1銘柄が期待通り、それ以上の動きを見せ、他の2銘柄がボチボチという感じのときは、2銘柄を切って、その資金を勢いのある1銘柄に集中させます。
自分の陽線読みを信じてどっしり構えているので、動きがゆっくりでもじっくり待てますし、仮に一時的に下がって陰線ゾーンに突入しても結果的に戻して陽線になると考えられるなら買い増しして利大を目指します。
もちろん、板の動きを見ながらにはなりますが、前日にしっかり検討して選定した5銘柄であれば、仮に全てにエントリーしたとしても同時に監視可能です。
陽線読みってどうやるの?
これについては、一番レベルの高い話でかなり長くなるので、今後の記事で詳しく解説していきたいと思います。
直近の業績、チャートの足型、信用売残・買残、出来高、NYダウなど連動しやすい指標との影響など、複数の条件を総合的に考える必要があります。
さらに、当日の寄り付きの板の動き、機関投資家が入ってきているかどうか等も関わってきます。
まとめ
正直、かなり難易度は高いですが、陽線読みに強くなると、負けにくいデイトレーダーとして利益を伸ばしていけるので、勉強・研究と実践を並行してレベルアップしていきましょう♪
陽線読みの練習をして、実際にエントリーし、失敗した銘柄については、なぜ予想が外れたのかを検証する。
これを続けていけば、急激にレベルアップしていけると思います。
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